パーソナライズされた学習の関連用語
パーソナライズされた学習について議論する際によく使用される学習と指導の種類:

ブレンデッド学習(Blended learning)
これは、対面授業とオンライン学習を組み合わせた一貫性のある学習形態です。教師は、オンライン学習用の教材を作成することもできますし、Kahn Academyのようなコンテンツ提供者の教材を使用することもできます。ブレンデッド学習では、MoodleやGoogle Classroomのような学習管理システムがよく使われ、2つの学習形態を統合し、学習者の学習状況を把握するのに役立ちます1。
コンピテンシー・ベース学習(Competency-based learning)
学習のコンテンツ・スキル・素質は、学習者が身につけるべきコンピテンシー(能力)として定義されます。この学習方法では、学習者が一つのコンピテンシーを習得したと認められた時点で、次のコンピテンシーに進みます。もし途中でつまずいた場合にも、サポートが受けられます1,2。
これは、学習者の年齢や教室で過ごした時間によって進級が決まる従来型の教育方法とは異なるアプローチです。
差別化された指導(Defferentiated instruction)
「指導を差別化するとは、学習者一人一人の異なる背景知識、準備度、言語、学習の好み、関心の違いを理解し、それに応じて柔軟に反応することです」3。これは、学習者主導ではなく、学習目標がすべての学習者に共通である点でパーソナライズ学習とは異なり、差別化されるのは指導方法のみです。
例えば、新しい単語を学ぶとき、ある学習者にはその単語が使われている新聞記事きを見つけるように指導し、別の学習者にはその単語を使った歌を覚えるように指導する学ぶように指導する、という方法が考えられます。
反転授業(Flipped classroom)
反転授業では、授業と宿題の役割を入れ替えます。学習者は、家庭でオンライン教材やオンライン講義を使って新しい内容を学び、教室では教師の指導のもとで実践やプロジェクトに取り組みます2。
個別化学習(Individualized learning)
この学習法の特徴は、学習者が自分のペースで学べることにあります4。もし、学習内容に苦労している場合は、練習により多くの時間をかけて理解を深めることが出来ます。逆に、既に理解して自信のある学習者は、先に進んで新しい内容を探究し、退屈することなく学び続けることができます。
問題解決型学習とプロジェクト型学習(Problem-based learning / Project-based learning)
これらの学習法では、学習者は問題を解決したりプロジェクトに取り組んだりすることで学びます。これは必ずしも個人に合わせた学習である必要はなく、教師はファシリテーター(支援者)やガイドとして学習者をサポートします。
1 Groff, J., Personalized Learning: The State of the Field & Future Directions, Center for Curriculum Redesign, 2017.
2 Holmes, W., Anastopoulou S., Schaumburg, H & Mavrikis, M., Technology-enhanced personalised learning: untangling the evidence, Stuttgart: Robert Bosch Stiftung, 2018.
3 Hall, T., Vue, G., Strangman, N., & Meyer, A., Differentiated instruction and implications for UDL implementation, Wakefield, MA: National Center on Accessing the General Curriculum, 2003.
4 Michell, M., Personalized, Individualized, and Differentiated Learning: A Simple Math Equation, 2016.