次のステップ
これまでの章では、AIがすでに影響を及ぼし始めている(あるいは影響を及ぼすと主張されている)学術・教育の場面を扱ってきました。AIは数十億ユーロ規模の産業でもあるため、既存サービスの拡充にとどまらず、新たな提案や製品、機会が今後さらに生まれることが見込まれます。こうした状況では、「予測不能なことが起こり得る」こと自体は言えても、それが具体的に何であるかを前もって言い当てることはできません。
同様に、AIの役割が拡大することで教育がどのように変化するのかを正確に予見することも困難です。ただし、教育が何らかの影響を受けること自体は確かだと言えるでしょう。
本章では、教育に起こり得る変化のいくつかを取り上げます。前章までよりも推測的な議論となり、十分に検討が重ねられていない領域にも踏み込みます。したがって、ここに示す内容は結論ではなく、将来像を解釈するための手がかり、そして議論の出発点として捉えてください。